旅先はもちろん、地元の駅や観光スポットなどにもひっそりと設置されている記念スタンプ。
スタンプ収集をはじめて5年ほど経ちましたが、わたしのスタンプ道1番の難所はスタンプ帳選びでした。
良さそうなスタンプ帳やノートを一通り買い、裏移り対策のために紙を2枚貼り合わせてみたり、押したスタンプの状態に納得がいかず破り捨てたりと、力技もガンガン使うぜ!時代も経ました。
今このブログを覗いてくださっている方々は、これからスタンプ収集はじめようと思っている方や新しいスタンプ帳を探している方がほとんだと思います。
そこで今回は、そんなわたしが【実際に愛用しているスタンプ帳】と【今まで挑戦してきたスタンプ帳たち】を、それぞれのメッリト・デメリットとともにご紹介いたします!
わたしがスタンプ帳選びに費やした時間とお金が、皆さんのお力になれたならとても嬉しいです。
自分に合った集め方は?記念スタンプの集め方は主に2種類!
これからスタンプ帳を選ぶ場合、まずは“自分がどんな風にスタンプ収集したいのか”をやんわりでも決めておくことをおすすめします。そうすることで選ぶべきスタンプ帳のタイプやサイズなどがイメージしやすくなり、とっかかりとなる一つ目のスタンプ帳が見つけやすくなります。
おすすめは絶対「別紙に押してスタンプ帳に貼り付ける」集め方!!メリットたくさん。
駅スタンプだけは直押しで毎回本番なドキドキ感を楽しむ
①別紙に押してスタンプ帳に貼り付けていく方法
②スタンプ帳に直接押して集めていく方法
大切なコレクションを失くす?忘れる?そんなことありますか、とお思いのみなさん。聞いてくれますか。この記事を書いている3日前まで青森に行っていました。津軽半島の北のはずれ・龍飛岬にある観光案内所にスタンプ帳やノート類をごっそり忘れ、そこから23キロ離れたところにある奥津軽いまべつ駅でそのことに気付くという失態をわたし自身が晒してきたばかりです。大切なスタンプ帳はお留守番を推奨します。
わたしが愛用しているスタンプ帳2冊とその使い方をご紹介
収集スタイルが決まったら、次はいよいよスタンプ帳選びです!
わたしはスタンプ収集活動を持ち歩かないスタンプ帳と持ち歩くスタンプ帳の2冊で行っています。
以前は全部きれいに分けて収集しようと何冊ものスタンプ帳を持ち歩いていたのですが、そこは観光地スタンプにハイウェイスタンプ、道の駅スタンプに100名城スタンプ、もう集められるスタンプは全部集めたいわたしです。もう腕ちぎれるわ!!ってなったので、記念スタンプは1冊にまとめてお留守番してもらうスタイルになりました。
ですがやっぱり毎回本番なドキドキ感も好きなので、駅スタンプ帳だけは今も持ち歩いて現地にて収集中です。
持ち歩かないスタンプ帳 | シロクマノート
記念スタンプは持ち歩きしやすいメモ帳などの別紙に押して、家でシロクマノートに切り貼りしています。
トラベラーズカンパニー / TRC スパイラルリングノート<A5スリム> 無罫 MDホワイト
右下に刻印されたシロクママークがかわいい通称「シロクマノート」。正式名称は「TRC スパイラルリングノート<A5スリム> 無罫 MDホワイト」という商品。以前はミドリで取り扱っていましたが、ミドリからトラベラーズカンパニーへのブランド名変更にともない、シロクマノートの正式名称も変更になっています。
シロクマノートの特徴
シロクマノート1番の特徴といえば、ボールペンや鉛筆から万年筆まで心地よく書けるこだわりの真っ白い紙がたっぷり200ページも綴じられていること。
ラインナップは[A5スリム][A6スリム][B6]の3サイズ、わたしは[A5スリム]をスタンプ帳として愛用しています!詳しいパッケージ内容はこちら。
中紙/無罫 100枚(200ページ)、スパイラルリング製本(銀色)
素材:含浸紙、MD用紙ホワイト
サイズ:本体/H218×W130×D18mm
MADE IN JAPAN
地図やチケット、パンフレットなどを挟んで持ち歩けるサイズ感なので、旅にもお供にものピッタリ。いつも持ち歩き自由になんでも書き留めてほしい!というシンプルで丁寧な作りが魅力です。
万年筆でも裏抜けしにくいということで直押しスタンプ帳にできるかもと購入しましたが、スタンプインクはやっぱり透けるし裏抜け箇所もちらほら…。直押しのスタンプ帳としてはインクの裏抜けが1番困るので、現在は集めてきたスタンプを貼り付けるスタンプ帳として二代目が大活躍中です。
シロクマノートのおすすめポイント
〈おすすめポイント1〉A5スリムの丁度いいサイズ感
A5スリムは観光地によく設置されている大判スタンプが2つきれいに収まるサイズ感。
大〜小サイズのスタンプを色々貼り付けてみるとこんな感じ。結構貼れます。
別紙に押しておくと、貼るときにレイアウトできるのも楽しいよ
〈おすすめポイント2〉100枚200ページの嬉しい大ボリューム
裏表200枚全てのページに2〜3個のスタンプを貼り付けていくとして、シロクマノート1冊で400〜600個のスタンプを収めることができちゃいます。
わたしはこの1冊に[観光スタンプ][道の駅スタンプ][ハイウェイスタンプ][100名城スタンプ]を集めているので、このページ数はありがたいです。
日本100名城スタンプ
ハイウェイスタンプ
全てのページにスタンプ用紙を貼り付けていくと倍以上の厚さになりますが、さすが1冊ずつ手作業でリングを綴じて作られているシロクマノート。しっかりとした作りで大切なコレクション保管も安心です。
〈おすすめポイント3〉スタンプ帳を守る透明カバー付き
大切なスタンプ帳を守ってくれる透明カバーが付いているのも嬉しいポイント。
持ち歩くスタンプ帳 | MIDORI スタンプノート
駅スタンプはこのスタンプ帳を持ち歩いて、各駅で直押ししています。
MIDORI / ミドリ ノート スタンプ 青
こちらもシロクマノート同様、文房具やデザイン文具の総合メーカーMIDORIさんが販売しているスタンプノート。スタンプで日々を楽しく記録するためのこだわりが詰まったスタンプ用ノートです。
最近検索しても色のバリエーションが少ないな…と思いデザインフィルさんに問い合わせたところ、MIDORIスタンプノートはもう生産が終了しているそうです。悲しい。ですが代わりとなりそうなノートもご紹介いただきました。
【MIDORI / ノート〈B6〉ゆるログ 方眼罫 2mm】
スタンプノートと使用している紙は異なりますが、「ゆるログ」シリーズの方眼罫2mmノートは文字と一緒にスタンプを楽しむことができるノート!スタンプのインキが裏抜けしにくい「MD用紙 厚口」が使用されています。手元にあるスタンプノートの在庫がなくなったら購入してみようと思います。
MIDORI スタンプノートの特徴
MIDORI スタンプノート1番の特徴は、ずばりスタンプのインキが裏抜けしにくい厚手の紙を使用していること。
風合いのある紙と色が選ばれている表紙は2つ折り構造になっていて、折り曲げた部分をページの間に挟むと、隣のページへのインキ移りを防いでくれたり、しおりとしても使用できます。
引用:ミドリオンラインストア
カラーバリエーションは2024年10月23日現在、在庫十分な〈黄〉とちょっとの〈青〉だそうです。
表紙/紙製(箔押し加工)
タイトルページ/1ページ 本文/2mm方眼罫59ページ
パッケージサイズ/H154×W157×D14mm
本体サイズ/H150×W152×D14mm
スタンプが押しやすいよう平らにしっかり開くリング製本を採用しているので、スタンプマットなどがなくてもきれいに押せます◎
MIDORI スタンプノートおすすめポイント
上記で紹介している特徴がまるっとそのままわたしの激推しポイントになるのですが、写真と一緒にもう少し詳しく紹介させてください!
〈おすすめポイント1〉裏抜けしにくい厚手の用紙
MIDORI公式さんが「裏抜けしにくい厚手の紙」と紹介しているこのスタンプノート、裏抜けしにくいどころか裏抜けしません。5年間このスタンンプノートを使い続けてきてインクがひたひたなスタンプもありましたが、一度も裏抜けしたことありません。絶大なる信頼。
直押しスタンプ帳で1番大事な条件は「裏抜けしない」なので、このスタンプ帳はその点だけ見ても選ぶ価値ありです。愛用しすぎて気付けばわが家のスタンプノートは3色5冊にもなっています。
緑は駅スタンプ、青は風景印、黄は駅スタンプ新メンバーです。
〈おすすめポイント2〉平らにしっかり開くリング製本
MIDORIのスタンプノートは、スタンプが押しやすいように平らにしっかり開くリング製本になっていて、指があたって邪魔にならないようにノート中央のリングが取り除かれています。
ペターっと平に開いて、ペターっと半分に折り曲げることが可能 |
わたしはこのスタンプ帳を風景印収集にも愛用中。風景印収集はページが進んでいくと切手の重なりでどうしても紙面がボコボコしてきますが、このスタンプ帳なら使用する一枚だけを机の上に出して押すことができるので郵便局員さんにも(たまに)褒められます。
〈おすすめポイント3〉きれいに押すための方眼罫と三角形ガイド
本文はスタンプの柄を邪魔しない控えめな2mmの方眼罫が採用されています。 無地の方がスタンプが映える気がしますが、スタンプを揃えたり風景印の切手を揃えたりする目印になるのでこの方眼罫もお気に入り。
本文には4つの三角形ガイドも印刷されているので、大きなスタンプを中心に押したい時の目印になります。
〈おすすめポイント4〉持ち歩く派にも安心!透明カバー付き
大切なスタンプ帳を守ってくれる透明カバーが付いているのもお気に入りポイントの一つ。スタンプ設置台はインクで汚れていることが多いので、持ち歩く派には特にカバー付きのものがおすすめです。
使うのが難しかったスタンプ帳たち
シロクマノートとMIDORIスタンプノートに落ち着くまでに、様々な“スタンプ帳になりそうなノート”に挑戦してきました。初めは入手しやすいものから挑戦してみる方も多いと思います。わたしもそうでした。今回、このおすすめスタンプ帳ブログを書くタイミングでもう一度、【以前使っていたノート達に同じスタンプを押してきた in 上野】をひとり開催してきましたので、メリット・デメリットを合わせてざっとご紹介していきます。
TRAVELER’S FACTORY トラベラーズノート
旅に使えるノートの定番といえばトラベラーズノート。使用する際は革製カバーに専用リフィルを挟んで使用します。そのリフィルを専用バインダーにまとめてしまえば、どんどん増えるコレクションもすっきりまとめることができます。
やっぱり直押しだと透けるので、表面にスタンプを押して裏面にパンフレットや半券を貼り付ける、みたいな旅のお供的使い方であればトラベラーズノート最強です!
無印良品 ダブルリングノート〈A6〉
〈右〉上質紙 ダブルリングノート・ドット方眼
〈左〉ダブルリングノート 無地
どちらのノートも多少透けはしますが、こんなにいい紙だった!?ってくらい、特に「上質紙 ダブルリングノート・ドット方眼」はサラッとした紙質で押しやすい!スタンプ帳を持ち歩いてこれからスタンプ収集を始めてみようと思う方には、お手頃だしコンパクトだし失敗しても破っちゃえばいいし、これはおすすめできます。やっぱり透けるので、わたしなら表面のみの使用。
WAKUWAKU スタンプ帳
WAKUWAKU00 趣味ノート(レッド) スタンプ帳
メモ欄や白地図付きの仕様なので、スタンプ収集が趣味というより、訪れた都道府県などの記録としてスタンプを残したい人向け。スタンプ帳として販売されている商品なので、「にじまない・裏抜けしにくい」は間違いない。
【結論】おすすめのスタンプ帳はこれだ!
トラベラーズカンパニー / TRC スパイラルリングノート<A5スリム> 無罫 MDホワイト
【おまけ】あると便利!可愛い!愛用スタンプ整理グッズ
今回おすすめしたいのはコチラの2つ!
〈左〉トラベラーズノート ブラスクリップ 飛行機柄
〈中〉トラベラーズノート ブラスクリップ TRCロゴ柄
〈右〉COROP Mini Dater
ブッククリップ(なんでもいい)
押してきたスタンプのペラ紙たちをまとめておいたり、糸綴じノートや針金綴じノートを平に開いておきたい時などに一つあると便利。趣味の文房具は完全に自己満なので、自分のお気に入りなら何でもヨシです。
わたしが使っているのはトラベラーズノート用に発売されている真鍮製のクリップ。どちらか一つに決めきれず、2つ購入してしまいました。かわいい。
1つ1540円とお高めですが、素材・大きさ・デザイン・バネの強さ…すべてお気に入りです。無垢の真鍮で作られているため、使うほどに味わい深い色調に変化していくのも楽しみ。
わたしは写真を撮るときや、開きの悪いスタンプ帳やパンフレットを開いておきたい時にこんな感じで使用しています。
Date Stamp(日付印)
押したきたスタンプの管理に大活躍なデートスタンプ。
わたしはオーストリア・COLOP(コロップ)社の数字デートスタンプを愛用しています。ダイヤルを回して印面の変更をするアナログ仕様なので、最初は時間もかかるし手がインクまみれになりますが、慣れればボールペンなどのペン先でささっと変えられるようになります。空色の本体とレトロで可愛いフォントが唯一無二でお気に入り。