青森県の縄文遺跡
青森県は、「白神山地」をはじめ、三方が海に囲まれているなど豊かな自然に恵まれているほか、都市的開発が少なかったことから、多くの良好な遺跡の保存につながりました。青森県埋蔵文化財調査センターに伺ったところ、青森県内の縄文遺跡はなんと3700以上!!ぶっとびですよね。
2021年に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、17遺跡で構成されているのですが、そのうち8遺跡が青森県に分布しています。これまたぶっとび。
引用:青森県が紡いだ縄文の歴史と文化
縄文時代に感じる魅力は人それぞれですが、わたしはやっぱり縄文土器。
縄文人は武器を持たず、争うことを知らない平和な人々であり、厳しい自然の中でも生命の誕生を大切に願い、人の命を尊ぶ、優しい心を持っていたと考えられています。そんな人々がつくり出した縄文土器は雄大で躍動的で美しくて、誰かに買ってもらいたいわけでもなく、見てもらいたわけでもなく、自分たちの「創造する心」のままで生み出された純粋なカタチがとても魅力的です。
無紋で始まった縄文土器に、それぞれ地域ごとの特徴が出てくるって面白い!このデザインはどんな場所で暮らすことで生み出せたの!?…なんて考えながら各地の縄文遺跡を巡っています。
あおもり縄文カードとは
“あおもり縄文カード”とは、「縄文」に興味がある方も無い方も、多くの県民の皆さんに「地元の縄文」のすばらしさを知っていただきたい!という思いで作られたカード。表面には出土品の写真、裏面には小さな写真と「つぶやき」解説文、QRコードが印刷されています。
2024年5月現在、第1弾100種類(No.1~100)|第2弾100種類(No.101~200)|第3弾63種類(No.201〜263)の全263種類を発行!どれも出土品の「すばらしさ」、縄文人の「すごさ」、地元の「奥深さ」が伝わるカードになっています。
あおもり縄文カード第1弾
あおもり縄文カード第2弾
★数量限定のため、配布が終了している場合があります。カードの有無・開館日・休日等については、各施設にお問い合わせください。
★カードは無料ですが、施設により入館料が必要です。
★その他カードの内容等については、青森県埋蔵文化財調査センターへお問い合わせください。